[レビュー]Roland QUAD-CAPTURE UA-55 オーディオインターフェイス


Roland QUAD-CAPTURE UA-55

低価格ながら高性能のオーディオインターフェイスRoland QUAD-CAPTURE UA-55についてレビューしたいと思います。

Roland QUAD-CAPTURE UA-55もSteinberg U22TASCAM US-366 などとほぼほぼ近いスペックで、入門用としては十分すぎるぐらいのスペックです。 ですが、プリアンプの性能やinput/output、付属ソフトや取り回しの良さがメーカーによって異なりますので、その辺りが選択の決め手になりそうな感じがします。

UA-55は、24bit/192kHzの高音質でレコーディングすることができます。 また、プリアンプに「VS-PREAMP」と呼ばれるマイク・プリアンプが備わっています。ローランドのデジタルミキサーM-400などで採用されているらしく、高音質が期待できると思います。

また、ローカットと位相の切り替えスイッチがアナログで備わっていたり、ソフト操作によるコンプレッサーなども搭載していて、機能は充実していると思います。

便利そうなつまみのインジケーター、AUTO-SENS機能

Roland UA-55 正面

入力レベルのつまみの周りにはLEDでインジケーターが光るようになっています。DTMで気分を盛り上げたい時?とかに部屋の明かりを落として作業することがあると思うのですが、ちょっと暗い場所で作業しなければ行けない時には大変便利な機能だと思います。

最近のRoland製品はJD-XAなどのシンセに見られるように、クラブ寄りなデザインが意識されているせいか、暗い場所で操作することに重点を置いたデザインになっているのかもしれません。果たしてクラブでUA-55が使われるかどうかは疑問ですが、使い勝手が考慮されていて、大変いいと思います。

また、アナログ入力端子にはAUTO-SENSという機能が備わっています。これは、ボリュームを上げ過ぎたり下げ過ぎたりした時に自動で調整してくれる機能だそうです。つまみの真ん中にある四角の赤いボタンを押すと動作します。ボタンの上にはPeakインジケーターがあり、ボリュームの調整は容易にできそうです。

レコーディング時のボリューム調整は毎回悩まされます。接続する機材やマイク、ギターなどが複数ある場合、接続する機材に応じて音量を調整しなければならず、最適なボリュームになるまで都度調整する必要があります。UA-55はその辺りの面倒な調整をオーディオインターフェイス側で制御してくれるそうなので、レコーディングのストレスを下げる便利な機能だと思います。

ソフトはAbletonLiveLiteが付属

UA-55にはAbletonLiveLiteが付属しています。ライセンスの関係でSONAR LEからAbletonLiveLiteに切り替わったそうです。Ableton Liveはオーディオ編集が手軽に扱えるので、レコーディングが中心のDTMの場合、便利だと思います。一昔前ですと、オーディオ編集となると、PCのCPUパワーをフルに使ったりHDDも高速回転のSCSIインターフェイスのものを用意しないとレイテンシーの関係でマトモなレコーディングができなかったのですが、昨今のPCの高性能化でオーディオ編集も10トラック程度ならサクサクできてしまいます。その点、Abelton Liveは優位だと思います。

UA-55のinput outputなど

Roland UA-55 正面 Roland UA-55 背面

XLR端子のオーディオインが2個、通常のフォーン端子のオーディオインが2個あります。アウトプットはLとRで1個づつあり、十分かと思います。

また、コアキシャルのデジタル端子がありますが、コアキシャル端子が今更必要なのかどうなのか疑問に思います。MIDIもINとOUT1個づつあり、キーボードなどを接続する場合には便利だと思います。

また、マイク用にファンタム音源も備わっているので、高級マイクでレコーディングする際には使える機能だと思います。

USBは2.0で電源も供給しているので取り回しはいいと思います。対応ビットレートの関係でiPadに非対応なのは残念なところです。

また、公式サイトによるとAMDのM780GまたはM780Vチップセットを搭載したパソコンでは、音切れが発生するらしく、注意が必要かと思います。

その他UA-55の外観など

Roland QUAD-CAPTURE UA-55

重量は570gで軽い部類だと思います。サイズも横185mm、奥行134mm、厚さ44mmと若干小振りです。マイクケーブルやキャノン端子で接続した場合、ケーブルの重さに負けて落下する危険がありそうなので、取り扱いには注意だと思います。

外観は鉄またはアルミのようなので、チープな印象はあまりありません。しかし、つまみ類は小型でプラスチックのため、使い勝手的にはある程度慣れが必要かもしれません。

UA-55の総評

UA-55はRolandらしいオーディオインターフェイスの印象を受けました。かつて一世を風靡したデジタルミキサーVS-880やVS-2496のノウハウや技術が詰まっていると思います。音質もそれらに似た味付けがされているらしく、恐らくコンプがかかった感じになってしまうのでは?と思いました。 シンセを録音して他の音と馴染ませる、エフェクターを積極的にかける用途としてはいいと思います。

うまくニュアンスを伝えられず申し訳ありませんが、そのあたりが、シンセメーカーのRolandが作るオーディオインターフェイスなのだろうと思います。 音質についてはネット上ではうまく伝えられないのが残念ですが、好みが分かれると思いますので、購入時には店頭で鳴らして確認されたほうがよいと思います。

Roland ローランド オーディオインターフェイス QUAD-CAPTURE UA-55

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